2024年・生成AI10大ニュース発表!
代表取締役
貝出康
2024年12月31日
こんにちは、カンマンの貝出です。2024年は生成AIが爆発的に進化し、私たちの生活に大きな変化をもたらした年でした。特に、新しいモデルや機能が次々と登場し、生成AIの可能性を大きく広げました。本記事では、2024年の生成AIにおける10大ニュースの中から、革新的なモデルや機能の登場に焦点を当て、詳しく解説していきます。
- 2024年・生成AI 10大ニュース:モデル・機能編
- 1. OpenAI、テキストから動画を生成するAI「Sora」を発表
- 2. OpenAI、ChatGPT Proを発表、AIモデルのカスタマイズを可能に
- 3. OpenAI Unveils New AI Models: o3 and o3-mini
- 4. Google、Gemini 1.5 Flashを発表、高速化と多言語対応を強化
- 5. Microsoft、Build 2024でAI Copilot Summitを開催、AI Copilotの進化をアピール
- 6. OpenAI Introduces Canvas for Collaborative AI Experiences
- 7. OpenAI’s ‘Projects’ Feature Enhances ChatGPT’s Versatility
- 8. OpenAI Launches ChatGPT Search for Enhanced Information Retrieval
- 9. Microsoft、Security Copilotを発表、AIによるセキュリティ対策を強化
- 10. Google、Veo2を発表、動画生成AIを進化
- 今後の展望
2024年・生成AI 10大ニュース:モデル・機能編
1. OpenAI、テキストから動画を生成するAI「Sora」を発表
OpenAIは、テキストから高品質な動画を生成するAI「Sora」を発表しました。 Soraは、テキストプロンプトだけでなく、画像や詳細なストーリーボードからでも動画を生成できます。従来の動画生成AIと比較して、よりリアルで複雑なシーンを生成できることが特徴です。映画制作、広告、ゲームなど、様々な分野での活用が期待されています。
2. OpenAI、ChatGPT Proを発表、AIモデルのカスタマイズを可能に
OpenAIは、月額200ドルのサブスクリプションサービス「ChatGPT Pro」を発表しました。 ChatGPT Proでは、高速で高精度なAIシステムであるo1 reasoning modelを含む、複数の高度なモデルへのアクセスを提供します。さらに、ユーザーが独自のデータでAIモデルをトレーニングし、特定の分野のエキスパートにすることができる「reinforcement fine-tuning」と呼ばれる新機能も導入されました。 これにより、ユーザーは自身のニーズに合わせたAIモデルを作成し、より効率的に作業を進めることが可能になります。
3. OpenAI Unveils New AI Models: o3 and o3-mini
OpenAIは、12 Days of Shipmasの最終日に、2つの新しいAIモデル、o3とo3-miniを発表しました。 これらのモデルは、既存のモデルよりもさらに高性能で、より複雑なタスクを処理できることが期待されています。詳細な情報は未公開ですが、OpenAIは、これらのモデルが生成AIの新たな可能性を切り開くものと述べています。
4. Google、Gemini 1.5 Flashを発表、高速化と多言語対応を強化
Googleは、高頻度タスク向けの新しいモデルであるGemini 1.5 Flashを発表しました。 このモデルは、ワークフローの合理化とAI駆動型アプリケーションの最適化を目的としており、200か国でプレビュー版が利用可能です。また、Gemini APIは並列関数呼び出しとビデオフレーム抽出をサポートするようになりました。 さらに、新しいコンテキストキャッシング機能により、既存の作業に基づいてコンテンツのアイデアを生成したり、複雑なドキュメントを分析したり、研究論文やトレーニング資料の要約を提供したりすることが可能になります。
5. Microsoft、Build 2024でAI Copilot Summitを開催、AI Copilotの進化をアピール
Microsoftは、Build 2024イベントでAI Copilot Summitを開催し、AI Copilotの最新の進化を発表しました。 AI Copilotは、Microsoft 365、Windows、Edgeなどの製品に統合され、ユーザーの様々なタスクを支援します。Microsoftは、AI Copilotを同社の製品全体に統合することで、ユーザーの生産性向上と創造性支援を目指しています。
6. OpenAI Introduces Canvas for Collaborative AI Experiences
OpenAIは、12 Days of Shipmasの4日目に、ChatGPTに統合された共同作業ツールであるCanvasを発表しました。 Canvasを使用すると、ユーザーは、文章作成やコーディングプロジェクトでChatGPTと共同作業を行うことができます。Canvasは、ChatGPTのサイドパネルに編集可能なスペースを提供し、ユーザーはそこでテキストを入力したり、コードを記述したりすることができます。ChatGPTは、ユーザーの入力に基づいて、文章の提案やコードの修正などをリアルタイムで行います。
7. OpenAI’s ‘Projects’ Feature Enhances ChatGPT’s Versatility
OpenAIは、12 Days of Shipmasの7日目に、ユーザーが特定のタスクに合わせてChatGPTを調整できる「Projects」を発表しました。 Projectsを使用すると、ユーザーは、ファイルをアップロードしたり、会話を整理したり、カスタムの指示を設定したりすることができます。これにより、ChatGPTをより効果的にワークフローに組み込むことが可能になります。
8. OpenAI Launches ChatGPT Search for Enhanced Information Retrieval
OpenAIは、12 Days of Shipmasの8日目に、Webソースから回答を取得するためのツールであるChatGPT Searchをすべてのユーザーに無料で提供開始しました。 ChatGPT Searchは、ユーザーが質問を入力すると、関連するWebページを検索し、その内容を要約して回答を表示します。この機能は、10月に最初に導入されましたが、速度と関連性のために最適化されました。
9. Microsoft、Security Copilotを発表、AIによるセキュリティ対策を強化
Microsoftは、Ignite 2024でSecurity Copilotを発表しました。 Security Copilotは、AIを活用してセキュリティ対策を強化するツールです。Security Copilotは、セキュリティチームの作業を支援し、脅威の検出と対応をより迅速かつ効果的に行うことを可能にします。
10. Google、Veo2を発表、動画生成AIを進化
Googleは、Gemini 1.5を活用した新しい動画生成AIモデル「Veo2」を発表しました。 Veo2は、前世代モデルと比べて解像度が2倍になり、よりリアルで滑らかな動画を生成できます。また、複数カメラのサポートや、入力プロンプトなしでの動画生成など、新機能も追加されました。
今後の展望
2024年は、生成AIの進化が加速し、多くの新しいモデルや機能が登場しました。これらの技術は、私たちの生活や仕事に大きな影響を与え、より便利で豊かな社会を実現する可能性を秘めています。2025年は生成AIが本格的に普及普及する年だといわれています。活用する・しないで生産性の差が大きく拡大するでしょう。またAgent機能も実用レベルで使えるようになりそうで、さらに便利になっていくと思います。ますます目が離せないですね!
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代表取締役
貝出康
1963年徳島市生まれ。 1999年に楽天の三木谷社長の講演を聴き、イン ターネット時代の到来を悟る。翌年、ホームペ ージ制作会社カンマン設立に参画し、これまで のキャリアで培った営業や人事のスキルを活か しての顧客開拓や社内・労務管理を実践。2019 年〜代表取締役。