Microsoft Copilotの料金を全プラン解説【無料〜法人まで比較】
公開日:2026年03月11日
生成AIコンサルタント/ブランドマネージャー
松本佳久

「Microsoft Copilotを使ってみたいけど、料金がよくわからない」 「無料で使えるって聞いたけど、有料版と何が違うの?」 「法人で導入するにはいくらかかるの?」
こんな疑問を持っている方、多いと思います。
正直なところ、Copilotの料金体系はかなり複雑です。個人向け・法人向け・大企業向けでプランが違うし、2025年以降、名称変更やアプリ展開が進んでいて情報が入り乱れている。ネット上の情報は古いものも多い。
そこで、2026年3月時点の最新情報をもとに、Microsoft Copilotの料金を全プラン整理しました。
結論から言うと、判断軸は1つだけ。「無料のCopilot Chatの範囲で足りるか、それとも主要なMicrosoft 365アプリに深く統合されたフルライセンスが必要か」です。
ここが決まれば、プランは自動的に絞れます。順番に解説します。
まず知っておくべき:Copilotは「4つの階層」がある

最初にここを整理しないと混乱します。
- 個人向け無料 Microsoft Copilot … 誰でも使えるAIチャット。copilot.microsoft.comにアクセスするだけ
- 個人向け有料 Microsoft 365 … Personal/Family/PremiumにCopilot機能が統合されたサブスクリプション
- 法人向け無料 Copilot Chat … Microsoft 365の法人プラン契約者に追加料金なしで含まれるAIチャット
- 法人向け有料 Microsoft 365 Copilot … 会社のデータとつながるAI。これがいわゆる「Copilotライセンス」
名前が似ているのでややこしいんですが、できることがそれぞれ違います。特に「個人向けの無料Copilot」と「法人向けの無料Copilot Chat」は別モノなので、ここを混同すると話がズレます。
個人向け無料Copilotでできること

まず、お金をかけずに使えるCopilotの話です。
copilot.microsoft.comにアクセスすれば、Microsoftアカウントでログインするだけで使えます。
できること:
- AIチャット(ChatGPTのようなもの)
- 画像生成(Microsoft Designer)
- Web検索と連携した回答
できないこと:
- Word・Excel・PowerPointとの連携
- 会社のメールや会議データの活用
- 優先アクセス(混雑時は遅くなる)
ぶっちゃけ、「ChatGPTの無料版と似たようなもの」です。ちょっとした調べものや文章作成には十分使えます。
個人向け有料プランの料金【Personal / Family / Premium】

個人で使う場合の料金です。2025年の再編で、CopilotはMicrosoft 365のサブスクリプションに統合されました。
| プラン | 月額 | 年額 | AIクレジット | 無料試用 |
|---|---|---|---|---|
| Personal | ¥2,130 | ¥21,300 | 60/月 | 1か月あり |
| Family | ¥2,740 | ¥27,400 | 60/月 | — |
| Premium | ¥3,200 | ¥32,000 | より多い上限 | 1か月あり |
ここで大事なポイントが2つあります。
① AI機能はサブスク所有者だけが使える
Familyプランは最大6人でアプリを共有できますが、CopilotのAI機能が使えるのは契約した本人だけです。Premiumも同じ。家族それぞれがAIを使いたいなら、各自がAI付きの個人向けプランを契約する必要があります。
② 現在の個人向け主力プランはPersonal / Family / Premium
以前あった「Copilot Pro」は、現在の個人向け公式ページでは主力プランとして案内されていません。機能はMicrosoft 365 Premiumに統合されています。既存のCopilot Pro契約者は、そのまま継続することもPremiumに切り替えることも可能です。これから新しく始めるならPremiumを選ぶのが自然です。
個人向けの選び方
- AIを軽く使いたい → Personal(¥2,130/月)で十分
- がっつり使いたい → Premium(¥3,200/月)。リサーチ機能やエージェント機能が追加される
- AI不要でOfficeだけ欲しい → Officeの買い切り版や下位プランを検討
法人向けプランの料金【ここが本題】

ここからが、多くの方が知りたい部分だと思います。
法人向けは基本的に「無料のCopilot Chat」と「有料のMicrosoft 365 Copilotライセンス」の2本立てです。ただし厳密には、Copilot Chatにも従量課金オプションがあり、組織データを使うエージェントを利用することも可能です。
Copilot Chat(追加料金なし)
対象のMicrosoft 365サブスクリプションを持つMicrosoft Entraアカウントのユーザーなら、追加料金なしで使えます。
できること:
- Webの情報を使ったAIチャット(エンタープライズデータ保護付き)
- ファイルをアップロードして分析
- 一部のMicrosoft 365アプリ(Word・Excel・PowerPoint・OneNote)内でのチャット機能(開いているファイルのコンテキストを参照可能)
- Outlookでは受信トレイ・予定表・会議などのコンテキストを参照可能
- Copilot Pages
- 画像生成
追加料金なしの範囲では使えないこと:
- Microsoft Graphによる組織横断のメール・会議・チャット・ドキュメント検索(※従量課金を有効にすれば、Copilot Chatでもエージェント経由で組織データを扱えるオプションがあります)
- Work IQによるパーソナライズ
- 優先アクセス(無料のCopilot Chatは「標準アクセス」で、サービス提供容量により利用が変動する場合がある)
ここが最大の分岐点です。
Web情報に加え、アップロードしたファイルや、アプリで開いているファイル、Outlookの受信トレイ・予定表・会議などのコンテキストで足りるなら、Copilot Chatで始められます。追加費用はゼロです。
組織データをもっと広く使いたい場合は、2つの選択肢があります。Copilot Chatの従量課金を有効にして、エージェント利用や仕事データ活用を拡張する方法と、Microsoft 365 Copilotのフルライセンスを導入して、主要アプリへの深い統合・Work IQ・優先アクセスまで含めて使う方法です。
Microsoft 365 Copilot Business(中小企業向け)
300人以下の会社向けのプランです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 通常価格(年払い) | ¥3,148/ユーザー/月(税抜) |
| 月間契約 | ¥3,778/ユーザー/月 |
| キャンペーン価格 | ¥2,698/ユーザー/月 |
| キャンペーン期限 | 2026年3月31日まで |
| 前提ライセンス | Business Basic/Standard/Premium/Appsのいずれか |
| 最大ユーザー数 | 300人 |
| 試用 | 公式ページでは「無料で試す」導線とFAQの「試用版は提供されていない」案内が併存。最新の販売条件は購入画面で要確認。まずはCopilot Chatを追加費用なしで試せる |
注意:前提ライセンスの費用が別途かかります。
つまり、Copilot Businessだけでは使えません。ベースとなるMicrosoft 365のライセンスが必要です。現在の価格は以下のとおり。
| ベースプラン | 月額/ユーザー(税抜・年払い) |
|---|---|
| Business Basic | ¥899 |
| Business Standard | ¥1,874 |
| Business Premium | ¥3,298 |
| Apps for Business | ¥1,236 |
たとえばBusiness Standard + Copilot Businessの場合、**1人あたり月額¥5,022(税抜)**が基本コストです。キャンペーン中なら¥4,572まで下がります。
10人の会社なら月額約5万円。これを「高い」と感じるか「安い」と感じるかは、正直なところ使い方次第です。
Microsoft 365 Copilot(大企業向け)
300人超の組織向けです。公式の商品名は中小企業向けと同じ「Microsoft 365 Copilot」ですが、大企業向け価格ページで案内されるプランです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 価格 | ¥4,497/ユーザー/月(税抜・年払い) |
| 試用版 | なし |
| 前提ライセンス | M365 E3/E5、O365 E1/E3/E5など幅広く対応 |
中小企業向けのBusiness版より約¥1,300高いですが、機能自体はほぼ同じです。Microsoft LearnのFAQでも「Copilot BusinessはMicrosoft 365 Copilotと同じ機能を提供するSMB向け製品」と説明されています。300人を超えるとこちらのプランになる、という構造です。
有料Copilotライセンスで「できること」一覧

料金だけじゃなく、具体的に何ができるのかも整理しておきます。
Copilot Chat(追加料金なし・標準アクセス)でできること:
- Web情報をもとにしたAIチャット
- アップロードしたファイルの要約・分析
- Microsoft 365アプリで開いているファイルのコンテキストを使った支援
- Outlook内の受信トレイ・予定表・会議などのコンテキスト参照
- Copilot Pagesでの共同作業
- 画像生成
有料のMicrosoft 365 Copilotライセンスを追加するとできること:
- Microsoft Graph連携:メール・チャット・ファイル・会議を組織横断で検索してAIが回答
- Teams会議の自動要約とアクションアイテム抽出(※Teamsライセンスが必要)
- Outlookのメール要約と返信ドラフト生成
- Wordで社内資料をもとにしたドキュメント生成
- Excelで自然言語によるデータ分析
- PowerPointでドキュメントからスライド自動作成
- Work IQ:あなたの仕事パターンを学習して提案を最適化
- Copilot Studio:従業員向けの社内AIエージェント構築が追加料金なし(※外部公開や社外利用は別途スタンドアロン版のCopilot Studioが必要。Copilot Chat側で従量課金エージェントを使う場合や外部展開にはAzureサブスクリプションが必要)
- 優先アクセス:混雑時でも安定した応答速度
繰り返しになりますが、フルライセンスの最大の価値は、Microsoft Graphによる組織横断の連携と、優先アクセス、Work IQによるパーソナライズです。
開いているファイルやOutlookの受信トレイ・予定表・会議などはCopilot Chatでも使えますし、従量課金を有効にすればエージェント経由で組織データを扱うこともできます。ただし、主要なMicrosoft 365アプリに深く統合されたCopilot体験や優先アクセスまで求めるなら、フルライセンスが必要。ここに価値を感じるかどうかが、導入判断のポイントです。
2026年7月に基盤プランの価格改定がある

これも知っておいた方がいい情報です。
Microsoftは2026年7月1日から、Microsoft 365の基盤スイートの価格改定を発表しています。Copilotライセンス自体の価格は今回の改定対象外ですが、ベースライセンスが上がるので総コストは増えます。
| プラン | 現行(USD) | 改定後(USD) |
|---|---|---|
| Business Basic | $6 | $7(+17%) |
| Business Standard | $12.50 | $14(+12%) |
| M365 E3 | $36 | $39(+8%) |
| M365 E5 | $57 | $60(+5%) |
日本円での改定価格はまだ発表されていません。なお、Microsoftの公式告知によると、既存顧客は更新時まで現行価格が維持されるとされています(※価格は国・通貨によって異なる場合があります)。
結局、どのプランを選べばいいのか

最後に、判断基準を整理します。
個人の場合:
- とりあえず試したい → 無料版Copilot(copilot.microsoft.com)
- Officeアプリ内でAIを使いたい → Personal(¥2,130/月)
- AIをがっつり使い倒したい → Premium(¥3,200/月)
法人(300人以下)の場合:
- まずは無料で試したい → Copilot Chat(追加料金なし)
- 組織データを使うエージェントも試したい → Copilot Chatの従量課金オプション
- 主要アプリへの深い統合・Graph連携・優先アクセスまで欲しい → Microsoft 365 Copilot Business(¥3,148/月〜)
- 本格導入の前に試したい → まずはCopilot Chatで使用感を確認する
法人(300人超)の場合:
- → Microsoft 365 Copilot(¥4,497/月)
シンプルに言うと、**「Copilot Chatの範囲で足りるか、主要アプリへの深い統合・Graph連携・優先アクセスまで必要か」**で決まります。
Copilot Chatだけでも開いているファイルの支援やOutlookの受信トレイ・予定表・会議などは使えますし、従量課金でエージェントも使えます。フルライセンスは、それに加えて主要アプリへの深い統合と安定した優先アクセスが欲しい場合に検討する、という整理です。
まとめ

Copilotの料金体系は正直ややこしいですが、判断の軸は「Copilot Chatの範囲で足りるか、主要なMicrosoft 365アプリに深く統合されたフルライセンスが必要か」に尽きます。
中小企業の場合、いきなり全社導入する必要はありません。まずはCopilot Chatを追加費用なしで使ってみて、「これ、社内のデータとつながったらもっと便利なのに」と感じたら、Copilot Businessの導入を検討する。
この順番が一番リスクが低いです。
なお、Copilot Businessのキャンペーン(¥2,698/月)は2026年3月31日までです。導入を検討中なら、期限は意識しておいた方がいいかなと思います。
※この記事は2026年3月10日時点の情報です。Microsoftの価格・機能は頻繁に更新されるため、最新情報は公式ページでご確認ください。
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生成AIコンサルタント/ブランドマネージャー
松本佳久
WEB制作会社カンマンにて10年間制作事業に従事後、ディレクターとして徳島県内を中心に200件以上のWEBプロジェクトを担当。
SEOによる集客や戦略策定、解析ツールを活用した改善、ブランディングに加え、2022年より生成AI技術の実践的活用を研究し、企業向け生成AI研修やセミナーを開催中。










