ChatGPT Goとは?Plusとの違い
公開日:2026年01月19日

Webディレクター兼エンジニア
田中健介

「ChatGPT Go」は、無料プランとPlusの“間”に位置する低価格サブスクとしてOpenAIが提供するプランです。米国では月額8ドルで、最新モデルへのアクセス量(メッセージ数・アップロード・画像生成など)を無料より大きく増やす位置づけです。
この記事では、公式情報をベースに「GoとPlusの違い」「料金」「どちらを選ぶべきか」を中小企業の意思決定に使える形で整理します。
1.ChatGPT Goとは

OpenAI公式の説明では、ChatGPT Goは「最新モデル GPT-5.2 Instant を、より安い価格でより多く使いたい人向け」に設計されています。無料プランに比べて、メッセージ数・ファイルアップロード・画像生成が“10倍”増え、メモリ(記憶)とコンテキスト(文脈の保持)も長くなる、とされています。
ポイントは「無料の延長」ではなく、「日常用途で“止まらずに使える量”を確保する」ためのプランだという点です。文章作成、学習、画像生成、軽い問題解決などの頻度が上がってきた段階で検討対象になります。
2.GoとPlusの違い
結論から言うと、違いは主に3つです。「使えるモデルの種類」「上限(量)と速度」「広告の扱い」です。
1) 使えるモデルの種類が違う
Goは主にGPT-5.2 Instantの利用枠が拡張されます。一方Plusは、より“深い推論”向けのGPT-5.2 Thinkingに拡張アクセスがあり、さらにレガシーモデル(旧モデル)の選択も可能です。
公式のプラン比較でも、Goは「GPT-5.2 Thinking:なし」、Plusは「GPT-5.2 Thinking:拡張」と明記されています。
この差は、業務で「論点整理」「要件定義」「複数資料の整合性チェック」「長文の編集」など“考えを深く積む用途”が増えたときに効いてきます。
2) 上限(量)と速度が違う
Goは無料より増える一方で、Plusはメッセージ・アップロード・メモリ・コンテキストなどの上限がGoより高く、長いワークフローを支える設計だとOpenAIは説明しています。
また、公式の比較表では応答速度が「Go:帯域や稼働状況に依存して制限あり」「Plus:Fast」とされ、体感の安定性にも差が出ることが示されています。
3) Goは広告が“入る可能性”がある
重要点として、Goは「このプランには広告が含まれる場合がある」と公式に明記されています。
さらにOpenAIは、米国でFreeとGoを対象に広告の内部テストを開始する予定で、現時点では外部向けに広告は配信されていない、とHelp Centerで説明しています(Plusなど上位プランは広告なし)。
業務利用で「画面に広告が出るのは避けたい」という場合は、最初からPlus以上を前提にした方が判断が早いです。
3.料金(いくらかかる?)

公式発表では、米国におけるChatGPT Goは月額8ドル、ChatGPT Plusは月額20ドルです。Goは国・地域によってローカライズ価格になることも明記されています。
実際の日本円価格は、ChatGPT内の「アップグレード」画面または公式のプランページに表示される金額を基準にしてください(税や為替、決済手数料で変動し得ます)。
補足:ChatGPTのサブスク料金と、OpenAI APIの利用料金は別です。たとえばPlusでもAPIは別課金である点は、公式ヘルプに明記されています。
4.どっちを選ぶべきか(判断基準)
迷う場合は、次の基準でほぼ決まります。
ChatGPT Goが向くケース
- 無料だと上限に当たりやすく、日中の利用が途切れる
- 画像生成やファイルアップロードを“時々”使うが、深い推論モデルまでは不要
- まずは低コストで、社内にAI利用を広げたい(個人利用ベースのスタート)
Goは「日常利用の量を増やす」ためのプランなので、使い方がまだ固まっていない導入初期の“増量版”として相性が良いです。
ChatGPT Plusが向くケース
- 要件定義、提案書、議事録→施策化など、思考を積み上げる業務が中心
- 速度・安定性を取りにいきたい(待ち時間がコストになる)
- 深い推論モデル(GPT-5.2 Thinking)や、レガシーモデル選択が必要
- Projects / Tasks / Custom GPTs、Codexなども含めて使い込みたい
「業務で毎日使う」「アウトプットが売上や工数に直結する」なら、最初からPlusの方が結果的に安くつくことが多いです。
5.中小企業の現場での使い分け例

“全員がPlus”にしなくても成果は出ます。たとえば次のような設計が現実的です。
- 経営者・事業責任者:Plus
事業方針、優先順位、意思決定材料の整理など「推論が効く領域」が多い - 営業・CS・マーケ担当:Go→必要に応じてPlusへ
文章案作成、FAQ整備、提案のたたき台など「量が必要な用途」から入りやすい - 管理部門:Go(規程やテンプレ整備が中心なら十分なことが多い)
まずは「社内でよく出る5つの作業」を決め、そこで詰まるのが“量”なのか“推論”なのかを見て、GoとPlusの比率を調整すると失敗しにくいです。
6.導入前に押さえる注意点
- プランの利用上限は固定ではなく、需要などにより変動する可能性があります(特に混雑時間帯)。
- 広告については、現時点で外部向け配信はないが、FreeとGoでテスト予定という位置づけです。業務ポリシー上NGならPlus以上を選びます。
- APIを使う開発・連携が前提なら、ChatGPTサブスクとは別にAPIコスト設計が必要です。
7.まとめ
ChatGPT Goは「無料だと足りない人が、低価格で“止まらずに使える量”を確保する」プランです。一方Plusは「深い推論・安定性・上限の高さ」を取りにいく業務向け寄りの選択肢です。
自社で迷う場合は、まず
- 途切れる原因が“回数不足”ならGo
- 仕事の質・思考の深さ・安定性が課題ならPlus
で判断するとブレません。
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Webディレクター兼エンジニア
田中健介
2023年に株式会社カンマンへ入社。
フロントエンジニアとしてサイト構築に携わった後、Webディレクターとして様々な案件に携わる。
また、専門学校の非常勤講師としても活動。










