自社サイトをGeminiで3D化してみた
公開日:2025年12月17日

Webディレクター兼エンジニア
田中健介

今回は、Googleの生成AI「Gemini」の実力を検証すべく、ある実験を行いました。
それは、「弊社のURLひとつを渡すだけで、会社の特徴を理解した3Dウェブサイトを構築させる」という試みです。
本記事では、その驚くべき検証プロセスと結果、そしてそこから見えてきた「AI時代のビジネススキル」について共有いたします。
フェーズ1:瞬時に「企業のDNA」を解析する
まず初めに、Geminiに対して行った指示は非常にシンプルです。弊社の公式ウェブサイト(https://comman.co.jp/)のURLを提示し、以下のプロンプト(指示文)を入力しました。
「この会社の特徴をくまなく調べた上で、HTML、CSS、jQueryのみで3Dの空間を作ってください」
通常、外部の制作者が企業のWebサイトを作る場合、ヒアリングやリサーチに多くの時間を費やします。企業の強みは何か、カラーは、ターゲットは、そして大切にしている哲学は何か。
しかし、Geminiの回答は驚くべきものでした。 URLを読み込んでわずか数秒後、Geminiは以下の要素を「カンマンの特徴」として抽出しました。
- 「生成AI」×「地域(徳島)」の先駆者であること
- 「学ぶ」から「創る」までワンストップで支援する伴走型であること
- 「Future(未来)」や「Good Value」というキーワード
人間が資料を読み込むよりも遥かに速く、的確に私たちのコアバリュー(企業理念)を言語化したのです。この分析精度の高さこそが、ビジネスにおけるAI活用の第一歩と言えます。
フェーズ2:対話によるブラッシュアップ

最初に出力されたコードは、青色を基調とした「一般的なテック企業」のようなデザインでした。クオリティは高いものの、カンマンが持つ「情熱」や「人間味」といったブランドイメージとは乖離がありました。
ここからが、人間のディレクション(指示)の見せ所です。私たちは以下のような修正指示を行いました。
- 「メインカラーを、弊社のコーポレートカラーである赤(#C62828)に変更してください」
- 「提供しているサービス(AI研修、Web制作、システム開発など)を、惑星のように空間に配置してください」
- 「各要素をクリックすると、詳細な説明が表示されるようにしてください」
特筆すべきは、これらの修正が「コードを書き直す」という作業ではなく、**「自然言語での対話」**によって瞬時に行われた点です。 「赤くして」「もっと動きをつけて」。抽象的な指示をAIが具体的なプログラムコード(CSSのbox-shadowやJavaScriptのアニメーションロジック)に変換し、実装まで完了させました。
完成:没入感のある「3D Web空間」
こうして、わずか数回のやり取りを経て完成したのが、こちらの3D空間サイトです。
実装された機能と特徴
- マウス連動の視差効果 ユーザーのマウス操作に合わせて宇宙空間全体が傾き、奥行きを感じさせる演出(パララックス)が実装されています。
- 事業の「公転」 中央にある「COMMAN」という核の周りを、「Web制作」「生成AI研修」「ブランディング」といった事業要素が衛星のように回り続けています。これは、多角的なサービス展開を視覚的に表現しています。
- インタラクティブな詳細表示 浮遊する要素をクリックすると回転が止まり、詳細なサービス説明が表示されます。この説明文言も、AIが公式サイトから抽出・要約したものです。
これらすべてが、特別な3Dライブラリ(Three.js等)を使用せず、基本的なWeb技術(HTML/CSS/jQuery)のみで軽量に構築されています。
考察:「指示する力」が競争力になる時代
今回の実験で証明されたのは、「AIは優秀なエンジニアであり、アナリストである」という事実です。 しかし同時に、「どのような空間を作りたいか」「企業の色は何色か」を決定し、導くのは人間の役割であることも再確認しました。
AIを使えば、技術的な実装のハードルは劇的に下がります。だからこそ、ビジネスパーソンに求められるのは、AIに対して的確なゴールを示す「言語化能力」と「プロンプトエンジニアリング(指示出しの技術)」です。
「AIに仕事を奪われる」と恐れるのではなく、「AIという強力なパートナーを指揮し、今までにない速度と品質で価値を創造する」。これこそが、これからの企業経営における生存戦略となるでしょう。
AI導入で、ビジネスを加速させる
株式会社カンマンでは、今回のようなWeb制作の現場での活用のみならず、バックオフィス業務から経営戦略の立案まで、生成AIを活用した業務改善のご支援を行っております。
- 「生成AIに興味はあるが、自社でどう活用できるかわからない」
- 「社員のAIリテラシーを高める研修を行いたい」
- 「AIを活用した業務システムやWebサイトを構築したい」
このようにお考えの企業様は、ぜひ一度カンマンにご相談ください。 「徳島の未来」を創るパートナーとして、貴社のAI導入を現場レベルで伴走支援いたします。
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Webディレクター兼エンジニア
田中健介
2023年に株式会社カンマンへ入社。
フロントエンジニアとしてサイト構築に携わった後、Webディレクターとして様々な案件に携わる。
また、専門学校の非常勤講師としても活動。









