トップページ / コラム / Googleの画像生成AI「Whisk」とは?使い方と活用例を徹底解説

Googleの画像生成AI「Whisk」とは?使い方と活用例を徹底解説

田中健介

Webディレクター兼エンジニア

田中健介

最近、Googleが実験的にリリースした画像生成ツール「Whisk(ウィスク)」が、クリエイターの間で注目を集めています。AIによって画像を生み出すツールは数多くありますが、Whiskは「画像から画像をつくる」新しい体験を提供しており、使い方もとても直感的。今回は、Whiskの特徴や実際の使い方、そして活用方法をご紹介します!

Whiskとは?テキストじゃなく“画像”でプロンプトを作る新しいAIツール

Whiskは、Google Labsから登場した新しい画像生成ツールです。最大の特徴は、通常の画像生成AIのように「テキストで指示を出す」のではなく、「画像を3枚アップロードするだけ」でプロンプト(生成のヒント)をつくれること。

アップロードするのは以下の3種類:

  • モデル画像(誰・何が登場するか)
  • 背景画像(背景や状況)
  • スタイル画像(質感や雰囲気)

たとえば、「猫」「リングのあるジム」「アニメ調のイラスト」の3つの画像を指定すると、Whiskはそれらを組み合わせて「アニメ調のジムで戦う猫」の画像を生成してくれます。

実際にやってみた:猫がボクシングしている画像を生成

百聞は一見に如かず、ということで、Whiskを使って実際に画像を生成してみました。今回のお題は「猫がボクシングをしている姿」です。

● 使用した画像

  1. モデル画像:猫の写真
  2. 背景画像:ボクシングジムのリング
  3. スタイル画像:手描き風イラスト

これら3つをWhiskにアップロードし、「Generate(生成)」ボタンをクリックするだけで、数十秒後にユニークな画像が完成。

👇 こちらが生成された画像です(※画像はイメージです。)


背景はボクシングジム風、ユーモアと躍動感が融合した1枚に仕上がりました。

このように、Whiskでは誰でも簡単に「モデル × 背景 × スタイル」を掛け合わせた創作画像を作成できます。

Whiskの使い方ステップガイド

ここからは、Whiskの基本的な使い方を詳しく見ていきましょう。

① Googleアカウントでログイン

まずはGoogle LabsのWhiskページにアクセスし、Googleアカウントでログインします。現在は一部地域を除き、日本からも利用可能です。

② 3種類の画像をアップロード

「モデル」「背景」「スタイル」の各カテゴリに、それぞれ1枚ずつ画像をアップロードします。画像は自分で用意することもできますし、ネット上のフリー素材などを活用してもOKです。

③ 補足説明を加える(任意)

必要に応じて、テキストで補足を加えることも可能です。たとえば「スポーツ感を強調して」「マンガ風に」など、簡単な英語の指示も使えます。

④ 「Generate」ボタンをクリック

すべての素材が揃ったら、画面右下の「Generate」ボタンを押すだけ。数十秒〜1分ほど待つと、AIが画像を生成してくれます。

⑤ 気に入った画像を保存

複数のバリエーションが表示されることもあり、気に入ったものをクリックしてダウンロードできます。

どんな時に使える?Whiskの活用シーン

Whiskは、以下のような場面で活躍します:

  • プレゼン資料のビジュアル作成
    オリジナリティある画像を短時間で作れるため、資料の印象アップに最適です。
  • 広告・SNS投稿のクリエイティブ制作
    他にはない独自のビジュアルで目を引く投稿が可能になります。
  • イラストのインスピレーション収集
    自分の描きたい世界観をビジュアル化して、ラフスケッチの参考にできます。
  • 子どもとの遊びや学習素材に
    「サメが空を飛んでる画像」など、空想をかたちにできるので、親子で楽しむのにも最適です。

まとめ:Whiskは「考えるより組み合わせて試す」が楽しい

Whiskは、テキスト入力の手間もプロンプトの試行錯誤もいらない、直感的な画像生成ツールです。とくに「画像の雰囲気を活かしたい」「具体的な世界観を形にしたい」といった場面では、他のAI画像生成ツールよりも扱いやすさが際立ちます。

今回ご紹介した「猫がボクシングしている画像」のように、少し遊び心を加えた画像をつくってSNSでシェアするのも楽しいです。

ぜひ皆さんもWhiskを使って、オリジナルの世界観を創り出してみてください!

※この記事で使用した画像は、実際にWhiskで生成したイメージ画像です(画像挿入はあなたのタイミングでご対応ください)。

AIの無料セミナー優先参加特典や最新情報が受け取れます

【無料】AIメルマガを受け取る

田中健介

Webディレクター兼エンジニア

田中健介

2023年に株式会社カンマンへ入社。
フロントエンジニアとしてサイト構築に携わった後、Webディレクターとして様々な案件に携わる。
また、専門学校の非常勤講師としても活動。