【2026年最新】Geminiに学習させない設定方法を解説
公開日:2026年04月09日

Webディレクター兼エンジニア
田中健介

Geminiを仕事で使い始めたとき、「入力した内容がAIの学習に使われてしまうのでは?」と不安を感じたことはないでしょうか。実はデフォルト設定のままでは、入力した会話データがGoogleのAIモデル改善に利用される可能性があります。本記事では、Geminiに学習させない設定手順と、業務利用時に知っておくべき注意点をまとめます。
参照元(公式)※本記事の情報は以下に基づきます(2026年4月時点)。 https://support.google.com/gemini/answer/13594961?hl=ja
Geminiはデフォルトで会話データが学習に使われる

個人アカウントの仕様
Googleの公式ヘルプによると、Geminiアプリを利用すると、入力したプロンプトや会話内容が「サービスの提供・維持・改良」を目的として使用されます。これにはAIモデルのトレーニングも含まれており、Googleのトレーニングを受けたレビュアーが会話データの一部を確認することもあります。
個人向けGeminiは、無料版・有料版(Gemini Advanced)を問わず、初期状態では会話データがモデル改善に利用される設定になっています。設定を変えるには、ユーザー自身が「Geminiアプリ アクティビティ」をオフにする操作が必要です。
業務で使う際のリスク
個人のプライベートな用途であれば学習設定はさほど問題になりませんが、ビジネスで使う場合は話が変わります。
たとえば以下のような情報を入力すると、社内データがGoogleのサーバーに蓄積されるリスクがあります。
- 顧客の名前・連絡先・成約情報
- 社内の企画書・提案書・会議メモ
- 自社独自のノウハウや業務フロー
- 取引先との価格交渉の内容
一度AIに学習されたデータを完全に消去することは非常に困難です。業務でGeminiを活用する前に、必ず設定を確認しておきましょう。
学習させない設定の手順(PC・スマホ)

Web版(パソコン)の手順
- ブラウザでGemini(gemini.google.com)にアクセスし、Googleアカウントにログインする
- 画面左下の**「設定とヘルプ」をクリックし、「アクティビティ」**を選択する
- **「Geminiアプリ アクティビティ」**の設定を開く
- **「オフにする」または「オフにしてアクティビティを削除」**を選択する

※「オフにする」を選んだ場合、以降の会話はアカウントに保存されなくなります。ただし、それ以前の過去履歴は自動では削除されません。確実に整理したい場合は「オフにしてアクティビティを削除」を選ぶか、「すべて削除」を別途実行してください。
スマホアプリ版の手順
- GeminiアプリをAndroidまたはiOSで開く
- 右上のアカウントアイコンをタップし、**「Geminiアプリ アクティビティ」**を選択する
- 「アクティビティを保存」をオフにする
設定はGoogleアカウント単位で管理されるため、PCで変更した設定はスマホにも自動で反映されます。複数の端末を使い分けている場合でも、一度設定すれば問題ありません。
設定後も知っておくべき3つの注意点

①オフにしても最長72時間はデータが保存される
アクティビティをオフにした後も、入力したデータは最長72時間はGoogleのサーバーに一時保存されます。これは回答の生成や評価の分析に使用されるためで、完全にリアルタイムで消えるわけではありません。
機密性の高い情報を誤って入力してしまった場合は、すぐに手動で履歴を削除することをおすすめします。
②過去の履歴は別途削除が必要
「アクティビティをオフにする」だけでは、設定変更前に保存された過去の会話履歴は残ったままです。過去データも整理したい場合は、Geminiの画面から「すべての会話を削除」を実行してください。
③設定オフでも完全な保護にはならない
Googleの利用規約によると、不正検知やサービスの安全性確保を目的として、一部の情報は引き続き保持される可能性があります。「学習させない設定」はあくまでAIモデルのトレーニングへの利用を制限するものであり、Googleがデータを一切保持しないことを意味するわけではありません。
設定変更と並行して、機密情報そのものを入力しないという運用ルールを設けることが、最も確実なリスク管理といえます。
企業・法人向け:より確実なデータ保護の方法

個人設定のオフ操作だけでは不安という企業には、以下の2つの方法がより確実です。
Google Workspaceの対象プランを利用する

Google Workspaceの法人向けプランでGeminiを利用する場合、入力したデータが一般ユーザー向けのAIモデル学習に使用されない仕組みが適用されます(エンタープライズグレードのデータ保護)。また、人間のレビュアーによる会話内容の確認も行われません。
社員全員にGeminiを安全に使わせたい場合、Workspace管理者がAdmin Consoleから組織単位で設定を一括管理できるため、個々の設定漏れを防げる点も大きなメリットです。
Google Cloud(Vertex AI)またはAPI経由で利用する
Gemini APIを有料プランやGoogle Cloud(Vertex AI)経由で利用する場合、入力データは原則としてGoogleのモデル学習に使用されないとGoogleが公式に案内しています。
ただし、Google AI Studioの無料枠APIを使用する場合は、入力データがモデル改善に使用される可能性があるため注意が必要です。無料・有料の区分を必ず確認してください。
まとめ

- 個人向けGeminiは、無料・有料を問わずデフォルトでデータが学習に使われる設定になっている
- 「Geminiアプリ アクティビティ」をオフにすることで、今後の会話がモデル学習に使われなくなる
- オフにしても最長72時間の一時保存は残るため、機密情報の入力自体を避けることが根本的な対策
- 法人での本格利用はGoogle WorkspaceプランまたはAPI経由の利用が安全性の面で優れている
- 設定変更は数分で完了するため、Geminiを業務で使い始める前に必ず確認しておきたい
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Webディレクター兼エンジニア
田中健介
2023年に株式会社カンマンへ入社。
フロントエンジニアとしてサイト構築に携わった後、Webディレクターとして様々な案件に携わる。
また、専門学校の非常勤講師としても活動。









