Gemini Canvasとは?使い方やできることを徹底解説!
公開日:2025年08月22日
Webディレクター兼エンジニア
田中健介

新しいサービスの提案書、来週の展示会に使うプレゼン資料、営業チームから頼まれたパンフの下書き…。経営者や担当者なら、頭を抱えた経験が一度はあるはずです。
「作りたいものはあるけど、時間がない」「とりあえずの叩き台が欲しい」
そんなときに、Googleの生成AI Gemini に新しく搭載された Canvas(キャンバス) が威力を発揮します。
今回は、そのGeminiのCanvas機能についてご紹介します。
Gemini Canvasとは?何ができる?

Canvasは、Geminiアプリの中にある専用ワークスペース。
アイデア出しから資料の形に落とし込むまで、すべて1つの画面で進められます。
- 文章作成:提案書の骨子、営業メールの文面、FAQの叩き台
- 編集支援:「もっと短く」「フォーマルに」などトーン調整
- コード生成:簡単なWebページやシミュレーターの試作
- 変換機能:長文調査をWebページ・図解・クイズ・音声解説に一発変換
つまり「考える」「形にする」「見せる」を一気通貫でこなせるのがCanvasの真骨頂です。
実際の業務での活用
企画書が“10分で初稿”

例えば、新製品の営業企画。
「BtoB向けにフォーマル」「部長クラスが読む前提」「A4で10枚程度」
――こう条件を伝えると、Canvasが章立てと要点をまとめた叩き台を提示してくれます。
そのまま段落ごとに「もう少し詳しく」「カジュアルに」と手直し。10分後には“初稿”が完成します。
営業資料をそのままWeb化


Deep Researchで集めた調査レポート。普通ならPowerPointに落とし込む作業が必要ですよね。
Canvasでは「Webページに変換」と指示すれば、ブラウザで見られるページが出来上がります。
インフォグラフィックやクイズ形式にも一発変換できるので、展示会後のフォローや社内研修にも転用可能です。
プロトタイプをすぐ触ってもらう

「こんなシミュレーターがあれば便利」というアイデアも、Canvasに入力すればHTMLやJavaScriptのコードを自動生成。
上記は 「単価と数量を入力すると合計金額を出す簡単なHTMLシミュレーターを作って」と指示した時の様子です。実際に簡単なシミュレーターを作ってくれたのが、分かります。
プレビューで実際に動かしてみせられるので、エンジニアが着手する前に関係者の合意形成ができます。
中小企業での具体的な活用シナリオ
営業・マーケティング
- 提案資料の骨子をAIに任せ、担当者は肉付けと顧客理解に集中
- 展示会後、商談前に「音声概要」を配布し、短時間で要点を共有
管理・バックオフィス
- 社内規程の長文を「クイズ形式」に変換し、研修やテストに活用
- 議事録を要約して“Webページ化”し、社内Wikiにそのまま掲載
人材育成
- 技術研修の資料を図解に変換して可視化
- 業務マニュアルを音声化して“耳で学ぶ”教材に
まとめ:Canvasは“第二のデスク”
Gemini Canvasは、単なるチャットAIではありません。
アイデアを出し、資料にし、時に動くデモまで作れる――まさに“第二のデスク”です。
「忙しいのに資料が山積み」「まずは叩き台が欲しい」
そんなときに、Canvasはすぐそばで支えてくれる存在になります。
中小企業こそ、こうした新しいAIツールを早く取り入れることで、大企業に負けないスピード感を手に入れられます。
もし「うちの業務に合うのか?」「どう導入すれば良い?」とお悩みでしたら、カンマンにぜひご相談ください。
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Webディレクター兼エンジニア
田中健介
2023年に株式会社カンマンへ入社。
フロントエンジニアとしてサイト構築に携わった後、Webディレクターとして様々な案件に携わる。
また、専門学校の非常勤講師としても活動。