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フリーランスにホームページ制作依頼、メリットデメリットや相場の解説

松本佳久

ブランドマネージャー

松本佳久

2023年8月31日

ホームページの制作を検討している方で、制作会社に見積もりを出してもらったら思った以上に高額で困惑した方は少なくないのではないでしょうか?

そんな中、フリーランスにホームページ制作を依頼すれば安く住みそうだけど「正直なところフリーランスに依頼しても大丈夫なのか不安」という方に向けて解説いたします。

30万円ぐらいが適正、目的と落とし所の設定が重要

結論から申しますと、30万円ぐらいが落とし所です。

ただし、以下を前提条件とした場合です。

  • 構成は「トップページ、お知らせ、会社概要、サービス内容、お問い合わせフォーム」これぐらいの5〜6ページ
  • スマートフォン対応
  • ページのデザインや見た目が自分の希望通りなれば良い
  • 戦略・SEO・マーケティング領域を求めていない

この落とし所の理由は、安さを求めてフリーランスを検討中の方は「とりあえずオリジナルデザインで自分が求めている品質の物が出来上がったら良い」という方が大半だからです。

相場は実力や作業領域に依存、5万円〜100万円以上

相場はピンキリです、依頼する作業領域・実績・能力に比例して価格は上限します。

ページボリュームは上記と同じ5〜6ページでスマホ対応という前提で、価格別で具体的に解説します。

5万円〜10万円のフリーランス

この価格帯は駆け出しフリーランスです。

実績がまだ無い、もしくは実績が少なく実力も自信のない方が多いでしょう。

格安レベルで制作可能ですが、デザインの品質や内部SEOを含めてホームページの構造などは期待できません。

10万円〜30万円のフリーランス

この辺りから元々制作会社に勤めていた方や、それなりに腕に自信があり実績もフリーランスが多くなります。

とりあえずオリジナルデザインで、それなりの品質を求める方におすすめ。

30万円〜100万円のフリーランス

制作だけではなく、戦略や運用に熟知し成果を出すホームページ制作の提案が可能なフリーランスが中心になります。

これらの提案が可能なフリーランスは人気者で、忙しい方が多く仕事にも困っていない方が多い。

紹介以外ではお目にかかる事が少ない。

100万円以上のフリーランス

このレベルになってくると、元ゴリゴリのマーケティングもできる制作会社でマーケティングから戦略策定までキャリアを積んだ戦闘力の高いフリーランスになります。

この辺になると色々なパートナーを抱えている事が多く、実質個人でやっているデザイン事務所のようなイメージです。

実績も豊富なので、本気でホームページを使って売り上げを上げたい方におすすめ。

事例で見るフリーランスのメリットデメリット

この業界で15年近く身をいていると、フリーランスと一緒に仕事をする機会は何度もあります。

その中での実体験を踏まえてメリットとデメリットを解説します。

実際に依頼して感じたフリーランスに依頼した時のメリット

法人だと様々な経費が価格に上乗せされますが、フリーランスは基本的に自身の人件費のみ。

費用対効果は最高です。

実際に依頼して感じたフリーランスに依頼した時のデメリット

よくあるのは「納期厳守・責任感・ビジネスマナー」この辺りが、当人の感覚に依存します。

フリーランスは仕事の流儀は自分自身で決めます、仕事の仕方が自社に適切かが確認できるのは実際にプロジェクトがスタートした後にならないと分からないのも辛い部分です。

フリーランスは博打要素が高い?

周りに評判の良いフリーランスを紹介してくれる方がいるなら安心です。

その一方で紹介以外となると少しリスクがあります。

実力(スキル)

実力に関してはポートフォリオで大まかには分かりますが、具体的にどの部分を担当したのかを聞いた方が良いでしょう。

良くあるのは「デザイン担当しました!」と言うので突っ込んで聞くと「デザインの一部のこのアイコンだけ担当しました!」という事は少なくないです。

責任感(納期)

フリーランスがプロジェクトの途中で連絡が付かなくなった、良く聞く話です。

納期を守れない方も多く、絶対的な納期がある場合はプロジェクトの最初の段階で納期の重要性を説明しておきましょう。

目的に合わせ30万円前後で品質の良い発注を

おそらくフリーランスを検討中の方の8割以上が30万円前後が良い落とし所となるのではないでしょうか?

本気でホームページに成果を求め「マーケティング・運用・戦略提案」求めている方は、安く済ませるためにフリーランスにお願いしようという思考にはならないはずです。

色々と書きましたが、ご自身の求める物がフリーランスの提供できるものと合致するのであれば良い成果が得られると思います。

目的に合わせて適切な発注を行ってください。

松本佳久

ブランドマネージャー

松本佳久

WEB制作会社カンマンにて10年間WEB制作現場にて制作事業に従事。
その後、ディレクターとして徳島県内のWEBプロジェクトを中心に200件以上担当。
SEOライティングによる集客や戦略策定から解析ツールを活用したホームページの改善やリニューアル、ブランディングを中心に活動中。