AIを活用したヒアリングシートの作成術
デザイナー
横田 佳恵
2025年4月21日

こんにちは、カンマンWebデザイナーの横田です!Web制作やデザインの現場で欠かせないのが「ヒアリングシート」。クライアントからの情報収集の質が、そのまま提案の質に直結します。
最近ではこのヒアリング作成のプロセスにもAIを活用するケースが増えています。この記事では、ChatGPTなどのAIツールを使って、効率よくヒアリングシートを作る方法と、それに基づく提案資料の半自動化について紹介します。
ステップ1:AIでヒアリング質問を自動生成
こんな使い方ができます:
- ChatGPTに「美容院のWebサイトを作るときに聞いておくべき質問は?」と聞くと、ターゲット、メニュー、雰囲気、カラー、予約方法などの項目を提案してくれる。
- 用途別(採用サイト、EC、コーポレート、病院など)に特化したテンプレートも簡単に生成できる。
実例プロンプト:
「新しく飲食店をオープンするクライアントにWeb制作のためのヒアリングをしたい。質問項目を20個提案してください。」
→ 業態、席数、営業時間、強み、写真素材の有無など、実用的な質問が一瞬で揃います。
ステップ2:回答に基づく提案内容をAIが整理
ヒアリングに対するクライアントの回答をChatGPTに入力することで、以下のようなアウトプットをAIが整理してくれます。
できること:
- トーン&マナーの方向性を提案
- 想定ユーザーに合ったデザイン案(色、雰囲気など)
- コンテンツ構成のたたき台(トップページのセクション構成など)
実例プロンプト:
「以下のヒアリング結果に基づいて、トップページの構成案を作ってください。」
(→ 回答内容をコピペ)
→ Heroエリア、特徴紹介、メニュー、アクセスなどを自動構成。
ステップ3:AI提案を人の視点でブラッシュアップ
AIはたたき台として非常に優秀ですが、最終的な提案には人の視点が必要です。
- 「どの順番で見せるべきか?」
- 「どう表現すれば伝わるか?」
- 「クライアントらしさが出ているか?」
といった判断はデザイナーやディレクターの腕の見せ所。
まとめ
AIを活用することで、ヒアリング項目の作成・整理、そして提案構成のたたき台までもが短時間で用意できます。
ポイントは、
- 時間がかかる“ゼロから考える作業”をAIに任せる
- ヒアリング内容をAIに解釈させて、資料化のベースを作る
- 最後は人の目で整える
という流れです。
提案フェーズのスピードアップと質の向上を両立できる「AI×ヒアリング」の活用術、ぜひ実務に取り入れてみてください。
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デザイナー
横田 佳恵
株式会社カンマン、制作課デザイナー。
2018年入社。主にウェブデザイン領域や75案件以上の幅広い保守対応、SNS運営、ウェブサイトコーディングなどを担当。