ウェブ制作会社にとってIEは本当に鬱陶しい存在。なにが一番メンドクサイかと言えば、自動アップデートされないので、たくさんのバージョンが世に出ているということです。
古くはWindowsXP時代のIE6もまだ存在するし、IE7、IE8、IE9、そしてWindows8ではIE10になっています。さらにOSとの組み合わせも考えると、さらに増えます。
なんだかんだ言ってもIEは最もシェアの高いブラウザです。腐ってもIE。
一方、制作会社は各OS、主なブラウザでの表示チェックや動作テストを行い、出来るだけ多くのバージョンで意図通りのデザインや動作になっているかを確認します。
IE以外のFirefoxやChrome、Safari等では基本的に自動アップデートになるので、古いものは混在しません。ところがIEではユーザーの任意でアップデートとなるので、これが厄介なのです。エンタープライズ向けのサービスでは、いまだにIE6でないと正常に動作しない・・・などの場合もあるので、任意のバージョンアップにしているのだと考えられます。
「IEをバージョンアップしたら、メーカーとやり取りしているシステムが動かなくなった」みたいな話は結構あります。
もう一つ問題は、MacではIEのチェックが出来ないということ。。。
そのあたりを解決するために、まず無料のMacアプリであるVirtualBoxをインストールします。バーチャル環境をつくるわけですね。その上で
modern.IEを利用します。modern.IEでは仮想PCを使用したIEの表示テストツールが提供されてます。これを使用するとWindows以外のOSでも複数バージョンのIEのテストが行えます。
いろんなパターンが選択できるので、目的のファイルをダウンロードしてVirtualBoxにインストールするだけです。残り時間53分となってますが、実際は2〜3分で終わります(笑)
Windows8とIE10の組み合わせもインストールしてみました。
いろんなパターンをインストールしましたが、WindowsXPでは日本語が文字化けします。これがちょっと残念。でもVista以上では問題なし。
ブラウザチェックだけでなく、地元の某A銀行のように法人インターネットバンキングはIEしか使えないような場合にも問題なく利用できました。でも、この場合は銀行側の対応が問題ですよね。。。