世の中の動きをロジカルに自社ビジネスに取り入れる方法について。え? それもブランディングなの?
みなさんごきげんよう。カンマン阿部です。いけてるビジネスパーソンが呼吸をするように当たり前にやっている「世の中的な動きとビジネスのリンク」、これ実は「PEST分析」っていう思考のフレームワークになっているのをご存じでしょうか?私は知りませんでした。ブランディングをするまでは。
ブランディングに必要な「PEST分析」って何? PEST分析って必要?
冒頭にも書いているように、世の中的な「これからの世界」って、自社のビジネスにとってめちゃくちゃ重要ですよね。
PEST分析では政治・経済・社会・技術の4要素を見ていきます。
「PEST」は、
- Politics(政治・法律的な要因)
- Economy(経済的な要因)
- Society(社会・文化・ライフスタイル的な要因)
- Technology(技術的な要因)
の頭文字です。
PEST分析を含むフレームワークは「機会と課題」「チャンスとリスク」を見出すツールで市場の変化を先読みして自社にとってのチャンスを見つける、もしくは自社にとってのリスクを見つけることが、このセクションのゴールになります。
勘や肌感覚に頼らず、できるだけ信用できる公的機関や専門家の手によるデータやレポートを参照し、ゴールをうまくイメージして進めていきましょう。
現在は政治・経済・社会・技術全てのセクションにて「コロナ」がキーワードになっています。
ゴールは機会と課題をみつけること
マーケティングの名言(読み人知らず)に水を売るなら砂漠で売れ、というのがあります。これは、蛇口の横では水は売れないが、砂漠だと飛ぶように売れる。すなわち売る場所を見誤ってはいけないという格言になっております。
じゃあ、砂漠はどこにある?
世の中的な状況によって、企業活動で取る行動は変わってきます。砂漠をうまく見つけて、そして、そこで水を売るのです。
2021年4月の政治的背景
補助金等、企業が利用できる資金的な援助の仕組みが出ていないのか、補助金等の支給があれば、お仕事受発注双方にメリットが生まれます。
飲食業などは時短営業等、政治的・また、経済的な複合的な状況が見られます。
2021年4月の経済的な状況
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-japan-vaccine-status/
最近ニュースなんかでワクチンについて取り上げられていますが、1億人分のワクチンが手に入るのは2021年の6月あたりになるようです。
ということは、ワクチンの効果・影響で6月以降は経済的な状況が上向く、可能性はあります。
余談を許さない状況はもちろん続いておりますが、ビジネス的なアクセルを踏むタイミングは着実にスタンバイされている状況です。
2021年4月の社会的・ライフスタイル
さて、コロナタイミングのライフスタイルと言えば、自粛的、自宅時間の増加ですかね。
もしくは、通販業態の圧倒的な成長、リモートワーク関連の業態の成長も伺えます。
企業ブランディング的な観点で言えば、顧客に選ばれる企業になるために、また、自社の事業自体を「持続的接続可能」にするべく、SDGsを謳う企業が大幅に増えた印象があります
https://www.pref.tokushima.lg.jp/sdgs
SDGs関連のページ制作業務も増えており、SDGsとは? という勉強会、SDGsページを制作しようという試みは商機になり得るかと思います。
2021年4月の技術的な状況
コロナタイミングで「通販」の業態は売り上げが伸びている傾向が見られます。
飲食業態も「テイクアウト」や「通販」の需要が伸びています。
製造業や小売業はもちろん、自社の「通販」サイトがあれば、24時間、自動的に注文をさばいてくれます。営業時間の短縮等に影響を受けません。
今日の good value
世の中的な状況を把握するのはビジネスの鉄則ですが、実は自分の守備範囲以外の知識や意見は取り入れにくいですよね。
仕事の打ち合わせの時に軽くかわす意見交換が有用で刺激的なのは、守備範囲以外の知識に刺激を受けるからですね。
私たちカンマンはそしてカンマンのスタッフは、お客様の価値を顕在化させるプロです。顕在化させる過程で必要な各種分析やワークショップの概要について、少しづつ紹介出来ればと思います。
次回は、「3C分析」について。お楽しみに。
カンマンは毎月ブランディングについての無料セミナーを開催しております。質問しやすい小規模開催ですので、少しでも興味があれば参加してみて下さい。
分かりやすい資料をご用意してお待ちしております。
段階的なブランディングのワークショップ
- PEST分析
- 3C分析
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- ポジショニング
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