【真打登場!】動画生成AI『Sora』の使い方と他AIとの比較!
代表取締役
貝出康
2024年12月15日
なぜSoraは特別なのか?その理由と魅力
2月に発表されて度肝を抜くクオリティで話題になった、OpenAIが開発した動画生成AI「Sora」がついに公開されました。これは単なる動画生成ツールではなく、テキストや画像を使ってプロフェッショナルな動画を手身な値段で作れる革新的な仕組みを備えています。
例えば「東京の街並みを歩く女性」というプロンプトを入力すると、まるで映画のワンシーンのような映像が生成されます。また、静止画を元に動きを加えることも可能です。企業のプロモーションやSNS向けの映像制作に、誰でもすぐに活用できるのが魅力です。
さらに、SoraはOpenAIのChatGPTプランに連動しているため、生成AIの中でもコストパフォーマンスに優れています。すこしの工夫で、これまで手間とコストがかかっていた動画制作が驚くほど簡単になります。
なぜSoraの料金体系はお得なのか?ChatGPTプランと連動する強み
Soraの料金は、ChatGPTの有料プランと連携しています。具体的には以下の2つのプランがあります。
- ChatGPT Plus(月額20ドル)
このプランでは、解像度720ピクセルまでの動画を生成できます。月間1,000クレジットが付与されるため、短い動画であれば十分利用可能です。 - ChatGPT Pro(月額200ドル)
高解像の1080ピクセル動画が生成でき、月間1万クレジットが付与されます。また、リラックスモードを使用することで無制限に動画を生成できます。
例えばSNSやYouTube向けの動画であれば720ピクセルでも十分なクオリティですが、クレジットを消費するたびに「コスパ」を気にする必要がない点がProプランの大きなメリットです。
月額料金の中で動画生成だけでなくChatGPTのテキスト生成やその他の便利な機能も利用できるため、これ一つで多くの作業が完結します。
なぜSoraの機能は他の生成AIを超えるのか?
Soraには、映像制作を効率化する独自の機能がいくつか搭載されています。その中でも特に注目すべきは以下のポイントです:
ストーリーボード機能で自由なストーリー作り
Soraの「ストーリーボード機能」は、動画制作の幅を大きく広げる特徴的なツールです。シーンごとにプロンプトを設定し、スムーズに映像を切り替えることが可能です。例えば、以下のような動画を簡単に作成できます:
- 春の日本庭園から夏の浜辺へ移る映像。
- 街中を歩く女性が、カフェに入るまでの流れ。
シーンの切り替えはシームレスで、映画のような仕上がりを実現します。この機能を活用することで、プロモーション動画やストーリー性のあるコンテンツ制作が誰でも行えるようになります。
リカット・リミックス機能で精度を追求
- リカット機能
一度生成した動画の一部だけを変更したい場合に便利です。例えば、シーンの途中から別のシナリオに展開させることが可能です。 - リミックス機能
既存の動画をもとに、新しいテイストを加える機能です。たとえば、現実風の映像を2Dアニメ風に変えることも可能です。
画像から動画生成
画像をアップロードすることで、それを元に動画を生成できます。この機能を活用すれば、企業のロゴやプロモーション素材に動きを加えた映像を手軽に作成可能です。例えば、静止画を動きのある動画に変換することで、製品のプロモーションやブランドの認知向上に役立てられます。ただし、現時点では高度な動きや複雑なシーンの再現には工夫や追加の編集が必要となる場合があります。
SoraとKLING、hailuoを徹底比較
Soraの性能を他の生成AIと比較するため、同じプロンプトを使用してテストしました。今回比較対象としたのは、人気のある生成AIであるKLINGとhailuoです。それぞれの結果を見ていきましょう。
Sora vs KLING
「深い森を歩く女性」のようなプロンプトです。Soraの生成結果は、女性の自然な動きがリアルに再現されていました。背景の細部までしっかり作り込まれており、プロンプトの指示通りの映像が作られている点が特に印象的でした。(上がSora、下がKIING)
KLINGも決して悪くはないですが、Soraに比べて少しだけクオリティが落ちるように思います。
Sora vs KLING Part2
「長い黒髪の日本人女性が今にも喋ろうとしている」のようなプロンプトです。これはどちらも遜色がないレベルですが、僅かにSoraのクオリティが高い気がします。(上がSora、下がKIING)
KLINGは中国発だけあって、より日本人(東洋人)的な描写になっています。
Sora vs hailuo
「少女が森を抜けると、お花畑にいるお姫様になる」のようなプロンプトです。KLINGの方がお姫様感はありますが、Soraの花の描写は素晴らしいと思います。(上がSora、下がhailuo)
まとめ
Soraはただのツールではなく、生成AIがもたらす可能性を体感できるプラットフォームです。その使いやすさ、コストパフォーマンス、機能の豊富さは、これからのクリエイティブな活動に新たな風を吹き込みます。
動画制作をもっと効率的に、もっと楽しく。「Sora」はその第一歩を踏み出すための、頼れるパートナーになるでしょう。
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代表取締役
貝出康
1963年徳島市生まれ。 1999年に楽天の三木谷社長の講演を聴き、イン ターネット時代の到来を悟る。翌年、ホームペ ージ制作会社カンマン設立に参画し、これまで のキャリアで培った営業や人事のスキルを活か しての顧客開拓や社内・労務管理を実践。2019 年〜代表取締役。