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知のゴールドラッシュ到来! 孫正義氏が語るAIの未来

貝出康

代表取締役

貝出康

2024年10月17日

こんにちは、カンマンの貝出です。今回は、先日開催されたSoftbank World 2024で孫正義さんが話した内容をまとめます。このブログでは、「Softbank World 2024 孫正義氏 講演内容まとめ」として、特にAIに関する重要なポイントについて解説します。徳島県の中小企業の経営者や、生成AIに興味があるみなさんにとって、とても参考になる話でした。

知のゴールドラッシュが来た

孫さんは、「知のゴールドラッシュ」が今まさに来ていると言いました。このフレーズは、まさに今の時代を象徴するもので、タイトルに使っても多くの人の関心を引くでしょう。AIはどんどん進化していて、早く動いた人が大きな成果を手に入れる時代になっています。まだ誰も使っていない技術を早く取り入れて問題を解決することが、他の会社と差をつける大事なポイントだと強調しました。

特に「AGI(人工汎用知能)」が登場することで、これからの10年でAIはさらに進化して、私たちの生活やビジネスにもっと多くの可能性が広がると言われています。でも、孫さんは、AIの進化を怖がる必要はないとも言いました。AIは私たち人間と一緒に成長していく存在であり、恐れるよりも、その可能性を受け入れて活用すべきだと話しました。

AIを上手に使うことで、新しいビジネスのチャンスが生まれ、今までのやり方が大きく変わることが期待されています。AIはただのツールではなく、私たちのパートナーとなり、成長を助ける存在になるということです。そのために、今こそ企業はAIに投資し、変化に備えるべきです。これが将来のビジネスでの競争力を高める鍵になるでしょう。

さらに、孫さんはAIを使うことで新たな産業の発展も期待できると述べました。AIの導入によって、新しい雇用機会が生まれ、企業はこれまで以上に効率的に仕事を進めることが可能になります。例えば、AIはマーケティング戦略の策定や顧客ニーズの予測においても大きな力を発揮し、ビジネスのあらゆる面でサポートしてくれる存在です。AIは単なる技術の枠を超えて、社会全体に良い影響を与える可能性があるのです。

AIの8つの進化ステップ

孫さんは、AIの進化の「8つのステップ」についても話しました。例えば、最初の段階は「チャットボット」です。これは人間のように自然に会話できるものです。そして次の段階は「推論(リーズニング)」で、AIがより深く考えて複雑な問題を解決できるようになります。今のAIは、ただ速さを求めるのではなく、もっと深く問題を考える段階に入っています。

「O1」と呼ばれる新しいAIモデルも紹介され、速さだけでなく、精度や問題を深く解決することに焦点を当てていると説明されました。AIはさらに進化して、もっと複雑なタスクをこなせるようになり、人間のように状況を理解して判断する能力を持つようになります。これにより、AIは企業の仕事をもっと効率的にし、生産性を大きく上げることができるようになります。

さらにAIは、これまで以上に自律的に動けるようになり、私たちが手動で行っていた多くの業務を自動化できるようになります。例えば、AIが顧客対応を行うことで、スタッフはより創造的な仕事に集中することができ、業務全体の質が向上します。また、AIがデータを分析し、経営判断のサポートを行うことで、企業の意思決定が迅速かつ正確に行えるようになるのです。AIは、企業が新しいアイデアを試し、リスクを最小限に抑えながら成長する手助けをする存在になるでしょう。

また、孫さんはAIが「イノベーター(発明者)」になるとも話していました。AIは、人間が解決できなかった問題を解決し、新しい方法で問題に取り組むことができます。この「超知性」への進化によって、AIは創造力を持ち、私たちの生活や社会に新しい変化をもたらすでしょう。

AIは、これまでのように指示を受けて動くだけでなく、自ら問題を発見し、それに対して解決策を提案することも可能になります。たとえば、医療分野では、AIが患者のデータを分析して新しい治療法を提案したり、未発見の病気の兆候を見つけたりすることが期待されています。また、教育の場では、AIが一人ひとりの学習ペースに合わせたカリキュラムを提供し、生徒の成績向上に貢献することも可能です。AIが「イノベーター」として活躍することで、私たちの生活はより便利で豊かなものになるでしょう。

超知性と報酬の設計

AIが次の段階、「超知性」に進化するためには、報酬の設定がとても重要だと孫さんは言いました。報酬とは、AIが目指すべき目標のことです。孫さんは、その目標として「人々の幸せを最大化すること」を挙げました。AIは私たちの幸せを実現するために動くパートナーであり、そのための報酬の設定が大事だということです。

AIは単に技術が優れているだけではなく、私たちの感情や価値観を理解し、それに合わせて行動することが求められています。こうしたAIは、企業が提供するサービスの質を向上させ、顧客の満足度を高めることに繋がります。これからの時代には、徳島の中小企業もいち早くAIを取り入れ、どう活用するかを考えることが大事です。それが他の企業に対する競争優位に繋がります。

AIを導入することで、仕事の効率化、新しいサービスの提供、そして働き方の改善に役立つ可能性があります。例えば、AIは顧客データを分析して、ターゲットとなるお客さんにもっと効果的にアプローチすることができます。製造業では、プロセスの最適化や機械の故障を予測して、生産をもっと効率的にすることができます。また、物流では、AIが配送ルートを最適化して、コストを削減したり、納期を短くすることも可能です。

さらに、AIは企業の人材育成にも役立つ可能性があります。AIが社員一人ひとりのスキルや成長過程を分析し、個々に最適なトレーニングプログラムを提供することで、社員の成長を支援することができます。これにより、企業全体の競争力が高まり、従業員のモチベーションも向上します。また、AIは予測分析を通じて市場のトレンドを把握し、新しいビジネスチャンスを見つけることも可能です。このように、AIは企業のあらゆる面でサポートを提供し、成長を加速させる存在です。

早く動くことが大事

最後に孫さんは、「知のゴールドラッシュに参加するなら、一目散に動くべきだ」と言いました。ゴールドラッシュの時代、最初に金を掘り当てた人が大きな利益を得たように、AIの時代でも早く行動することが鍵になります。徳島の中小企業も、生成AIを使って、仕事の効率化や新しいビジネスのチャンスを探ることで、さらに成長することが期待できます。

AIを使ってできることは無限大です。例えば、新しい製品のアイデアを考えるときにも、AIが市場のニーズを分析し、最も需要のあるアイデアを提案してくれます。さらに、AIはビジネスの運営をサポートし、日常の経理業務や在庫管理といった時間のかかる作業を効率化してくれます。これにより、経営者はもっと重要な戦略的な判断に集中することができるようになるでしょう。

一緒に未来を切り開きましょう

私たちカンマンも、みなさんと一緒にAIの未来を切り開いていきたいと思います。AIの導入や活用についてご興味のある方は、ぜひ私たちにお問い合わせください。このチャンスを活かして、徳島の中小企業が地域全体の経済の発展に貢献できるよう、共に進んでいきましょう。私たちは、みなさんの成功を全力でサポートします。地域の中小企業がAIを活用して成長し、徳島全体が活性化することを願っています。一緒に未来を切り開きましょう。

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貝出康

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貝出康

1963年徳島市生まれ。 1999年に楽天の三木谷社長の講演を聴き、イン ターネット時代の到来を悟る。翌年、ホームペ ージ制作会社カンマン設立に参画し、これまで のキャリアで培った営業や人事のスキルを活か しての顧客開拓や社内・労務管理を実践。2019 年〜代表取締役。