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バイク乗りの60代文系社長がYouTubeでCOZEマスター!?「毎日IT&AIニュースbot」制作奮闘記

貝出康

代表取締役

貝出康

2024年7月18日

こんにちは、カンマン代表取締役の貝出です。還暦を過ぎましたが、週末には愛車のBMW R1250GSでツーリングを楽しむなど、まだまだ体力には自信あり!そんな私が、このたびCOZEを使ってLINEの「毎日IT&AIニュースbot」を作ってみました。プログラミング未経験の経営者が、YouTubeを見ながら四苦八苦した顛末をお話しします。

好奇心は誰にも負けない!でも、壁はプログラミング…

「AIには興味津々なんだが、プログラミングができなくて…」

これが私の長年の悩みでした。新しいテクノロジーへの興味は人一倍。むしろ社内で一番の好奇心の持ち主かもしれません。でも、いかんせんプログラミングとなると全くの門外漢。「コード」という言葉を聞いただけで頭が真っ白になってしまう。そこで目に留まったのがCOZEでした。このCOZEですが、なんと無料で使うことができるんです!(今のところは)しかも、最新のGPT4oやGemini1.5 Proのような高性能な生成AIモデルが利用可能!

実は先日カンマンのWEBサイトにCOZEを使って実装した「AIに相談」チャットbotを作ったのですが、最後の配置は若手スタッフにやってもらったので、今後は最後まで自力でやってみたいと思ったのでした。

YouTube先生と二人三脚でチャレンジ

「よし、バイクの整備を覚えたときのように、一つ一つ丁寧にやっていこう」

そう決意し、愛用のMacbookの前に陣取りました。

  1. アカウント作成:
    個人のLINEアカウントとLINEオフィシャルアカウントマネージャーと、LINEデベロッパーの関係がわかっておらず、四苦八苦・・・。
  2. ボットの作成:
    「新規ボット作成」ボタンを押して、「毎日IT&AIニュースbot」と命名。ここまでは順調でしたが、この後が山あり谷あり。
  3. プロンプト設定:
    シンプルに「最新のIT・AIニュースのみ」を生成し、専門用語には解説をつけてもらうことを指示。それと回答例を設定しました。
  4. ニュース取得機能の追加:
    YouTube動画を何度も巻き戻しながら、GoogleニュースとRSSリーダーの連携設定を行いました。「API」や各種入力・設定情報などは、ほぼ見よう見まねです(笑)
  5. ニュース要約機能の実装:
    AIによるニュース要約機能を設定。AIモデルはGemini1.5Proなども選択できましたが、なんとなくGPT4oが良かったのでこれに決定。
  6. LINEとの連携:
    ここで大きな壁に直面。LINEのデベロッパーアカウント作成で、用語の意味が分からず完全停止。再びYouTubeの解説画面を見ながらひとつひとつクリアしました。
  7. トーク画面のカスタマイズ:
    「今日のニュース」バナーはCanvaのテンプレートを元に簡単作成。これもYouTube先生の指南です。

完成!エンジン始動のような喜び

約2、3時間ほどYouTubeとにらめっこしながら格闘し、ようやく形になりました。実際に自分のLINEから QRコードを読み込んで想定通りの返信があった時の喜びは、なかなかのものでした。エンジニアの喜びもこんな感じなんででしょうか!?このQRコードを LINEアプリで読み込んでお試しください。

機能を簡単に紹介すると:

  1. 定時配信: 毎朝8時に、その日のIT・AIニュースの要約が届きます。朝のコーヒータイムのお供に最適です。※現在なぜかプッシュ配信ができない状態です。2.のバナータップは大丈夫なので、お試しください。
  2. バナー機能: トーク画面の「今日のニュース」バナーをタップすると、最新ニュースを確認できます。
  3. ソース確認: 各ニュースには元記事へのリンク付き。詳細を知りたい時に便利です。
  4. 専門分野: IT・AI関連のニュースのみ対応。他の話題を振ると、塩回答されます(笑)

感想とこれから

プログラミングの「プ」の字も知らなかった私が、なんとかチャットボットを形にできたことは大きな自信になりました。

毎朝、このボットが送ってくれるニュースを読むのが新たな楽しみになっています。理系人間との会話でも、最新のAI動向について少し自慢げに話せるようになるかも(笑)。

ただ、課題はまだあります。オンデマンドでのニュース取得ができないことや、周辺業界のニュースも欲しいなと思っています。

この経験を通じて、「好奇心さえあれば、年齢に関係なく新しいことにチャレンジできる」ということを再確認しました。同時に、テクノロジーの進化の速さにも驚かされました。我々経営者も、常に学び続ける姿勢が大切だと再認識しました。今風の言葉で言えば、リスキリングですかね。

これからは、この「毎日IT&AIニュースbot」を活用しながら、さらに会社のデジタル化を進めていきたいと考えています。次は、社内の若手を巻き込んで、もっと高度な機能を持つボットを作れたらいいですね。もしかしたら、バイクの整備履歴を管理するボットとか…?

皆さんも、「歳だから」「文系だから」と諦めずに、新しいことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?きっと、新しい景色が見えるはずです。それはまるで、愛車のR1250GSで見たことのない峠道を駆け抜けるような爽快感があります。

当社サイトでは他にもビジネスに役立つ情報を発信しています。ぜひ、サイト全体を回遊して新たな発見をしてください!

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貝出康

1963年徳島市生まれ。 1999年に楽天の三木谷社長の講演を聴き、イン ターネット時代の到来を悟る。翌年、ホームペ ージ制作会社カンマン設立に参画し、これまで のキャリアで培った営業や人事のスキルを活か しての顧客開拓や社内・労務管理を実践。2019 年〜代表取締役。