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【先行情報】iPhone 16で使えるApple Intelligence実用ガイド:ChatGPT連携の活用法

貝出康

代表取締役

貝出康

2025年3月20日

はじめに

こんにちは!カンマンの貝出です。2024年9月17日のiOS 18正式リリースから始まったApple Intelligenceの展開が、いよいよ2025年4月に日本語対応を迎えます。この機能は単なるアップデートではなく、iPhoneやiPadなどのAppleデバイスの使い方に大きな変化をもたらす可能性を秘めています。

本記事では、iPhone 16シリーズを中心に、Apple Intelligenceの主要機能とビジネスでの具体的な活用方法を解説します。特に中小企業の経営者や担当者の方々に向けて、業務効率化やマーケティング強化につながるポイントを紹介していきます。

対応デバイスは、iPhone 16シリーズ全機種、iPhone 15 Pro/Pro Max、そしてM1チップ以降搭載のiPadやMacです。Appleのプライバシー重視の設計思想に基づき、多くの処理はデバイス内で完結する「オンデバイスAI」を採用しています。必要に応じてクラウド処理を行う場合も、プライバシー保護技術「Private Cloud Compute」によりデータの安全性が確保されています。

それでは、各機能の特徴と活用法を見ていきましょう。ちなみに私はパブリックベータ版のiOS18.4をインストール済みなので、以下の体験が可能になっています。

ChatGPTとSiriの連携:より賢くなった会話型アシスタント

Siriが大きく進化した最大の理由は、ChatGPTとの連携にあります。2024年12月のiOS 18.2アップデートで実装されたこの機能により、Siriの応答能力は飛躍的に向上しました。

従来のSiriは事前にプログラムされた範囲でしか回答できませんでしたが、ChatGPTとの連携により、より自然な会話と幅広い知識へのアクセスが可能になりました。例えば:

「Siri、来週のプレゼンに使える地域経済のデータを教えて」

このような質問に対して、関連する統計データや解釈、さらにはプレゼンテーションでの効果的な見せ方まで提案してくれるようになりました。

便利なポイント:

  • OpenAIのアカウントがなくても利用可能
  • 写真やPDFの内容を理解し、それに関する質問に回答
  • 会話の文脈を理解し、連続した質問に対応

設定方法:

  1. iPhoneの「設定」→「Apple IntelligenceとSiri」を選択
  2. 「ChatGPT」をタップし、「設定」を選択
  3. 画面の指示に従って進める

注意点: プライバシーに配慮するため、ChatGPTに送信される情報はユーザーの同意が必要です。センシティブな情報を扱う場合は、設定画面で適切なプライバシーオプションを確認しましょう。

視覚系AI機能:Image PlaygroundとImage Wand

Image Playground:テキストから画像を生成

Image Playgroundは、テキスト入力から画像を生成できる機能です。ビジネスシーンでは、SNS投稿用の画像やプレゼン資料のビジュアル作成に活用できます。

主な特徴:

  • テーマ、場所、スタイルなどを指定して画像生成
  • メッセージアプリやKeynoteなど複数のアプリに統合
  • 一度に複数のコンセプトを組み合わせて生成可能

活用例: マーケティング担当者なら、「青空の下の公園」や「オフィスでミーティング」などのシンプルなプロンプトから基本的なイメージを生成し、SNSのカバー画像や記事のアイキャッチとして活用できます。ただし、特定の商品や詳細な状況を正確に表現するのは難しく、あくまで補助的なビジュアル素材として利用するのが現実的です。

制限事項: 生成される画像のクオリティは入力する説明文の詳細さに依存します。また、現時点では英語でのプロンプトの方が日本語よりも良い結果が得られる場合があります。

Image Wand:ノートアプリでの画像編集・生成

Notesアプリ内で使えるImage Wandは、メモやスケッチと連携した画像編集・生成機能です。会議のメモを取りながら、関連するビジュアルを即座に作成できます。

活用シーン: 会議でアイデアをスケッチした後、それをもとに完成度の高いビジュアルを生成し、その場でチームと共有することが可能です。

Genmoji:ビジネスコミュニケーションに個性を

Genmojiは、テキスト入力からオリジナルの絵文字を生成する機能です。ビジネスシーンでは、ブランドの個性を表現するコミュニケーションツールとして活用できます。

主な特徴:

  • 文章の説明から絵文字を生成
  • キーボードから直接アクセス可能
  • 複数のアートスタイルから選択可能

活用例: 「笑顔でパソコンを操作するビジネスパーソン」や「会議中に電球が浮かぶ人物」などのテキスト説明から、業務シーンに関連した絵文字を生成し、社内コミュニケーションに使用できます。ただし、特定のロゴや企業独自の視覚要素を正確に反映することはできません。

これにより、メッセージのやり取りに企業独自の個性を加えることができ、ブランドの記憶度を高める効果が期待できます。ただし、公式なビジネスコミュニケーションでは使用シーンを適切に選ぶことが重要です。

Visual Intelligence:カメラを通した情報収集

iPhone 16シリーズの新しいCamera Controlボタンを活用したVisual Intelligenceは、カメラを通して周囲の情報を即座に取得できる機能です。

主な機能:

  • カメラに映ったものを認識し、情報を表示
  • テキストの翻訳や要約
  • 連絡先情報の自動検出

ビジネスでの活用例:

  • 海外での商談時に、外国語のメニューや案内板を即座に翻訳
  • 展示会やカンファレンスでの名刺情報の即時取得
  • 競合製品の情報をその場で調査

Camera Controlボタンを長押しするだけでこの機能が起動し、撮影した画像をGoogle検索やChatGPTに送信して詳細情報を得ることもできます。

注意点: プライバシー保護のため、センシティブな情報を含む画像の分析には注意が必要です。設定でプライバシーオプションを確認しましょう。

プライバシーとセキュリティ:企業でも安心して使える理由

Apple Intelligenceの特徴は、徹底したプライバシー保護にあります。これにより、企業の機密情報を扱う場面でも一定の安心感を持って利用できます。

プライバシー保護の仕組み:

  • オンデバイス処理:多くの処理はデバイス内で完結し、データが外部に送信されません
  • Private Cloud Compute:クラウド処理が必要な場合も、データは匿名化され、Appleでさえアクセスできない形で処理されます
  • オプトイン方式:AI機能の利用は常にユーザーの同意が必要

企業での活用メリット:

  • 社内文書や顧客情報の分析も、セキュリティを維持しながら実行可能
  • 個人所有デバイスでのBYOD(私物端末の業務利用)環境でも、一定のセキュリティレベルを確保

ただし、最も機密性の高い情報については、AIツールの利用に関する社内ガイドラインを設けることをお勧めします。

2025年4月の日本語対応:今から準備できること

iOS 18.4のリリースにより、2025年4月には日本語を含む複数言語でApple Intelligenceが利用可能になります。新年度スタートのタイミングでの導入を検討している企業も多いでしょう。今から取り組める準備として、以下のポイントを押さえておきましょう。

導入前の準備:

  1. デバイスの確認:対応デバイス(iPhone 16シリーズ、iPhone 15 Pro/Pro Max、M1以降のiPadやMac)を準備
  2. 英語版の基本操作に慣れる:可能であれば英語設定で基本的な機能を試してみる
  3. 活用シーンの洗い出し:自社のどの業務プロセスでAI機能を活用できるか検討
  4. 社内ガイドラインの作成:プライバシーや情報セキュリティに関する利用ルールを事前に策定

期待できる業務改善:

  • 会議議事録の自動文字起こしと要約
  • 顧客対応メールの迅速な作成支援
  • マーケティング素材の内製化による制作コスト削減
  • 外国人顧客や取引先とのコミュニケーション支援

まとめ:ビジネスでのApple Intelligence活用ポイント

Apple Intelligenceは、適切に活用することで中小企業のデジタル変革を加速させる可能性を秘めています。以下の5つのポイントを押さえて、効果的に導入していきましょう。

  1. 業務効率化の視点:ルーティン作業の自動化やアシスト機能を活用し、本来注力すべき業務に時間を使えるようにする
  2. コスト最適化:デザイン外注やコンテンツ制作費の一部を内製化することで、適切なコスト配分を実現
  3. 情報収集の強化:Visual Intelligenceなどを活用し、現場での情報収集力を高める
  4. 顧客対応の質向上:ChatGPT連携Siriを活用し、顧客からの多様な問い合わせに迅速に対応
  5. セキュリティとのバランス:便利さと情報セキュリティのバランスを取った活用ルールの策定

2025年4月の日本語対応開始に向けて、自社のビジネスにどのようにApple Intelligenceを取り入れるか、具体的な計画を立てておくことをお勧めします。新しいテクノロジーを「使いこなす」ことで得られるビジネスメリットは大きいはずです。

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貝出康

代表取締役

貝出康

1963年徳島市生まれ。 1999年に楽天の三木谷社長の講演を聴き、イン ターネット時代の到来を悟る。翌年、ホームペ ージ制作会社カンマン設立に参画し、これまで のキャリアで培った営業や人事のスキルを活か しての顧客開拓や社内・労務管理を実践。2019 年〜代表取締役。