AI時代のポートフォリオ戦略
デザイナー
横田 佳恵
2025年4月23日

こんにちは!カンマンWebデザイナーの横田です。AIツールを活用したデザインやコンテンツ制作が一般化するなかで、「ポートフォリオにはAIで作ったものを入れてもいいの?」「どこまでが自分の仕事として認められるの?」と悩むクリエイターも増えています。
本記事では、AI時代におけるWebデザイナー・クリエイターのポートフォリオ構築の考え方と、他と差別化するための表現方法について解説します。
AI生成コンテンツはポートフォリオに入れてもいい?
結論から言えば「入れてもOK、ただし使い方と説明が大切」です。
理由:
- AIはツールであり、使い方次第でクリエイティブの一部となる
- どこをどう工夫したか、自分の考えが加わっていれば十分に“作品”といえる
ただし、単にAIで作った画像やレイアウトを並べただけでは「スキルや個性が見えない」と判断されるリスクもあります。
差別化のポイント:「どこをAIに任せ、どこを自分で作ったか」を明確に
AI活用をオープンにしつつ、自分の役割や判断をしっかり伝えることで、作品の価値はむしろ高まります。
表現のコツ:
- 使用ツールを明記する(例:「Adobe Fireflyを活用」)
- プロンプト例を記載する(例:「Midjourneyで“○○な雰囲気の女性ポートレート”と指定」)
- 自分の意図や工夫を添える(例:「背景はAI生成、人物のトリミングと色調補正は自分で実施」)
- 制作プロセスを可視化(手描きラフ→AI→加工→最終出力など)
ポートフォリオに入れるときの注意点
1. 商用利用が可能な素材のみを使う
MidjourneyやFireflyなど、商用OKなプランで生成したものかを確認。
2. 他者が作った画像を“自作”として載せない
AIが作ったものでも、自分が生成していない素材を無断掲載するのはNG。
3. チーム制作の場合の役割を明確に
AIを使った案件でも、自分の担当範囲を記載すれば評価ポイントに。
まとめ:AIを使いこなす“姿勢”が武器になる
AIを使ったからといって「ズルい」と思われる時代ではなくなっています。
むしろ、
- 「AIをどう活用したか」
- 「自分の創造性をどう加えたか」
- 「成果にどうつなげたか」
を伝えられることこそが、今後のポートフォリオで差がつくポイントです。
AIを“味方”にして、新しい時代のポートフォリオ戦略を築いていきましょう!
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デザイナー
横田 佳恵
株式会社カンマン、制作課デザイナー。
2018年入社。主にウェブデザイン領域や75案件以上の幅広い保守対応、SNS運営、ウェブサイトコーディングなどを担当。