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これから必要な「AIディレクション力」とは?

横田 佳恵

デザイナー

横田 佳恵

こんにちは!カンマンWebデザイナーの横田です。AIを活用したWeb制作が当たり前になりつつある中で、注目されているのが「AIディレクション力」です。これは、AIに対して“的確な指示”を出し、意図した成果を引き出すための新しいスキルセット。

「プロンプトの内容次第で、出てくる結果が全然違う!」という経験をされた方も多いはず。この記事では、AIディレクションとは何か、どうすれば成果につながる指示ができるのか、実践的な視点から解説します。


AIディレクション力とは?

AIディレクション力とは、簡単に言えば「AIに対して、成果を最大化するための伝え方をする力」です。これは単なる命令ではなく、相手(=AI)の得意・不得意を理解し、人間側が思考を整理したうえで“望むアウトプット”を引き出すコミュニケーションです。

たとえば以下のようなスキルが含まれます:

  • 必要な要素を順序立てて伝える
  • 曖昧な表現を避ける
  • 目的を明確に伝える
  • 制限条件やトーンを指示する

成果を左右する!プロンプト設計の基本

1. ゴールを最初に明示する

例: ❌「おすすめの配色を教えて」
✅「20代女性向けのコスメECサイトに合う、トレンド感のある配色パターンを3つ教えて」

2. 制約条件を入れる

例: 「PCとスマホ両対応のLP構成を考えて。セクション数は5つ以内でお願いします」など。

3. トーンやスタイルを指示する

例: 「ポップで親しみやすい雰囲気」「信頼感のある医療系」「スタイリッシュで都会的に」など。

4. 出力形式を指定する

例: 「見出し+説明文形式で」「箇条書きで」「コードで出力して」など。


AIに“伝わる言葉”の選び方

AIは自然言語で対話できるとはいえ、やはり人間同士の感覚とは異なります。伝え方にも工夫が必要です。

1. 主語と目的語をハッキリさせる

  • 「この文章を書き換えて」→ どの部分をどう変えるのかを具体的に

2. 抽象語より具体語

  • 「かっこよく」より「モノトーンでシンプルな印象」など

3. ステップを分ける

一気に頼まず、段階的に分けて依頼することで精度が上がることも。


デザイナー・ディレクターにとっての意味

これまでのWeb制作は「手を動かす力」が重視されてきましたが、これからは「AIを動かす力」も重要になります。特にディレクターやデザイナーがプロンプト設計に強くなれば、

  • 時間短縮
  • 高品質なアウトプット
  • 提案力の強化

といったメリットが大きくなります。


まとめ

AIディレクション力とは、「正しいことを伝えれば、AIは期待以上の働きをする」という新しい時代のスキル。AIと上手につきあうためには、“話しかけ方”にこそ工夫が必要です。

あなたのアイデアを最大限に活かすために、ぜひプロンプト力=AIディレクション力を磨いていきましょう!

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横田 佳恵

デザイナー

横田 佳恵

株式会社カンマン、制作課デザイナー。
2018年入社。主にウェブデザイン領域や75案件以上の幅広い保守対応、SNS運営、ウェブサイトコーディングなどを担当。